日本ケナフ開発機構

環境植物「ケナフ」

ケナフって植物なの?
ケナフ(英名kenaf)は、アオイ科フヨウ属(ハイビスカス属)の一年草です。学名は,Hibiscus cannabinus L.ですが、「ハイビス カス」はエジプトの神を意味し、「カンナビナス」は、麻の意味です。原産地はアフリカと言われています。

ケナフの歴史
ケナフは、西アフリカ原産ともインド原産ともいわれていますが、本当はよくわかりません。長い間、その辺りで栽培し、利用されてきたのは確かです。
日本へはロシア経由で持ち込まれ、第二次大戦の頃、物資の輸入が困難になったことから、かなり研究が行われました。 詳しい情報は、現在調査中です。

何で環境植物なの?
ケナフは、生長が速く、二酸化炭素を多く吸収します。また、最近の研究によると、二酸化窒素も吸収することがわかってきました。その分、きれいな酸素を放出して空気を浄化してくれます。
さらに、根から窒素やリンを吸収する力もあり、水質浄化にも利用できることがわかってきました。ケナフは、周りの空気や水をきれいにしてくれるので、環境植物と言われています。
また、ケナフは他の雑草や農薬に弱く、セイタカアワダチソウやハルジオン、ブタクサのように、はびこらないことがわかっています。

ケナフの特性

・繊維を多く含む
・成長が早い
・二酸化炭素固定能力が高い

新パルプ素材として注目を浴びているケナフは、西アフリカ原産のアオイ科フヨウ属の一年植物です。
成長が早く半年ほどで背丈3〜4mほど、根元の直径は3〜5cmほどにもなります。成長が早いということは、二酸化炭素の固定の固定能力が優れているということであり、その能力は熱帯雨林にも匹敵することがわかりました。
さらに、自動車の廃棄ガスに含まれる二酸化窒素吸収することもわかってきました。横浜市では、道路脇にケナフを植え、大気浄化への効果を調べています。
材質がパルプとして適切であることから、繊維植物としてアフリカは勿論のこと東南アジア、中国、ロシア、カリブ海沿岸およびアフリカ南部などで、古くから栽培されています。

ケナフで何ができるの?
ケナフの茎の皮は長くて丈夫な繊維なので、これだけで「ひも」や「糸」ができ、織物になりますが、茎の中の木質部(コア)と一緒に利用すると、「パルプ」や「紙」づくりができます。良質な繊維をとることできるので、木材資源に頼っている現在の紙の原料の一部として補充することができます。
茎は繊維として利用するだけでなく、炭にしても利用できます。
このように、ケナフが他の植物と比べて優れている点は、全ての部分が無駄なく利用できることです。パルプや紙製品だけでなく、最近では、植物質の混合材や自動車の内装材としての利用などにも開発されています。

ケナフ栽培の効果

環境にやさしいパルプづくり!

ケナフは、化学薬品をいっさい使用せずにパルプができ、そのパルプで紙をつくることができます。この方法は、特定非営利活動法人(NPO)日本ケナフ開発機構 理事長 釜野徳明(神奈川大学名誉教授 理学博士)が発明し、日本の他、アメリカ、アジア数カ国の特許になっています。